第52回 Cocoa勉強会に行ってきた(5/19)
もう1ヶ月前だけど書いておこう。
会場は今回も新宿伊藤ビルの貸し会議室。地下鉄のE1出口より花園神社のほうが北側だったような気がしたんだけどかんちがいだった。
以下発表など。今回は直接の技術じゃない話題が多かったかも。
AppLinkで「選べる」アプリ (iOS)
自分の発表。スライドはこちら。
iOSではブラウザはSafariになっててふつうは変更できないんだけど、そこをどうにかしましょうって実装のAppLinkの話。MacのユーティリティChoosy(参考記事 わかばマークのMacの備忘録 Choosy)を知ってる人はそれをイメージしてもらえれば、だいたいそういうカンジ。
実装としては
- 呼び出すアプリ(通常のアプリ)と呼び出されるアプリ(ブラウザ)の両方がAppLinkに対応している必要あり
- ブラウザ側では利用可能なURLのパターンを定義しておく
- 上述のURLのパターンはpasteboardに保存される
というようになっています。
詳しい説明などはあとで書きます。
アプリケーション開発の見積もり (iOS?)
見積もりの話。発表もあったけど議論とか意見交換とかが多かったかな。
以下議論など。
- 実際には見積もり依頼されたら即答が求められちゃうよね…
- iOSだとビューコントローラ単位で見積りするのがおすすめ。
- 画面重要!
- ネットワーク、GPSの検証は時間がかかるので注意。
- GPSなら、実際に移動して実機でチェックするのが重要。
- 精度、アプリとして求められる動作(カーナビなら建物に突っ込まないとか)
- 初期に工数見積もりして金額を決めるという形式でなく、期間に対して請求するというのもあり。仕様が不安定な案件に有効。
(感想)
クラウド化する開発者の作業環境 (misc)
きょうびの開発者みなさんの環境はどーよ、的な話。みんないろいろ思うところあるようで話ははずみました。
バージョン管理
- 今回の参加者ではsvnが多かった印象。他にはgit, hgなど。
- クライアントアプリ
- 受託開発での客先への納品が、先方のリポジトリにいれて完了、みたいな。(うろおぼえ)
- 納品で「プロジェクトのソースいらない」というケースもわりとあったりするらしい。
課題管理
- Backlog, redmine あたり。
- Backlogはプログラマーでない人にも使いやすくなっていて良いそうです。
- 慣れると顧客も適切に入力してくれるようになる。
- Excelとかイマドキありえないよねー(実際にはあります)
- redmineもgitみたいに分散化できない? 客先にいないときも使いたい。
文書管理 -> Wiki, Sphinx, Google Docs
- Google Docsは複数ユーザ同時編集ができるのが便利
- APIドキュメント -> Doxygen, HeaderDoc, jsdoc-toolkit
- いつのまにかDoxygenがObjective-Cをサポート。
- HeaderDocの出力するHTMLは古風すぎる。
その他の話題
- Cocoa/UIKitでのException/Errorの使い分け
- だいたいExceptionあんま使わないよね?だいたいErrorにするような…
- 海外でSandboxを問題視/否定的な見解。Gatekeeper入れるならSandbox必要ないじゃん、aいう話。
- (個人的には、切り口が別のモノなのでどちらがあるからもう一方は不要というものではないと思います)
- Bluetooth 4.0 LE
- 韓国の電子書籍特区(的なもの?)へ行ってきた話
- 資本投下がすごいそうです。
- Cocoaでいわゆる業務アプリをつくるには?
次回の予定
6月30日に今回と同じ場所で行う予定です。