きりかノート 3冊め

おあそびプログラミング

TN2124 は英語のほうも見よう

RubyCocoa の BUG:39 の件に関連して、objc-runtime のコードをながめていたら 環境変数によってデバッグメッセージが出力できるらしいことに気づく。で、ちょっとまとまった情報がないかなと探してみたら、Dave Dribin's blog の "Tracing Objective-C messages" というエントリを見つけた。環境変数 OBJC_HELP を設定して、なんらかの実行ファイルを実行すると、デバッグ出力に関係する環境変数が出力されるのだ。ちなみにこれらの出力は、本当にランタイム内部に関する情報が多いので、普通のアプリケーション開発時にはそれほど威力を発揮しないと思う。OBJC_PRINT_IMAGES くらいかなあ。

つーか、Technical Note TN2124: Mac OS X Debugging Magic にキッチリ書いてあるじゃん!日本語のほうは10.4での更新が反映されてなかったから気づかなかったよ。DYLD_ 系の環境変数は man dyld で知ってたけどさ。とりあえずこのページを "10.4" で検索してチェックしてみたけど、あまり面白いネタはなかった。ただ table 8 の「gdb でのデバッグ時に Objective-C のランタイム関数を使うと便利だよ」てな情報なんかは更新で充実してきたなと感じる。

まあ和訳があるにしろ、一次情報を忘れちゃいけないって教訓?