きりかノート 3冊め

おあそびプログラミング

「Cocoa Life Vol.3」発売のお知らせ

宣伝ね。今日、12/31 に Cocoa 勉強会の会誌「Cocoa Life Vol.3」が発売です。(通販は明日から)

今回は関西組からの執筆者も増えて、内容としては今まででいちばん実戦的(実践でなく)なものになっていると思います。ピンポイントに当たればかなり役に立つかと。

簡単に内容を紹介します(注:本誌はまだ入手してないので、校正段階の原稿から)。

Cocoa アプリのスクリプト対応

Cocoa アプリで独自コマンドを実装する手順についての解説。サンプルは対応前/対応後となっているので、それを比較することもできます。

ログイン項目ハック

システム環境設定の「ログイン項目」(ユーザログイン時に自動開始するアプリを設定)の機能を自前で実装する話。この機能は LoginWindow によって実現されているので、そのへんをいじることになります。

最近調べてて知ったのだけれど、AppleEvent により登録することもできます

HID Device Interface 入門

I/O Kit を利用した、ユーザ入力インターフェイス装置の開発について。市販の(Macに対応してない)ジョイスティックの入力を扱うサンプルを通して開発されています。

緊急モーションセンサの秘密

2005年ごろからノート型の機種に搭載されている緊急モーションセンサ(SMS)。この SMS を自分のアプリでも利用しちゃおうという話。たたくと仮想デスクトップが変更されるとか、ややネタ系のツールで利用されているヤツね。

この記事とどっちが先だったのか忘れましたが、執筆者の温井さんが SMSUTILS という SMS へのインターフェイスを提供するライブラリを公開しています。

Automator を拡張する

コマンドラインツールを Automator に対応させる話。Automator のアクションの開発手順について説明されています。

著者の新居さんは Set Password to PDFという、PDF ファイルにパスワードを設定するツールを公開しています。このツールは、Automator アクションとしても利用することができます。

Cocoa アプリのタブレット対応

NSView では、タブレットを意識したメソッドがいくつか定義されています。それぞれの機能をお絵描きアプリのサンプルを通して説明します。

Growl の使い方

通知インターフェイスアプリとしてスタンダードにもなりつつある Growl について。Growl を利用した開発には、

の2つがありますが、その両方について解説されています。

インデックスカラー画像を編集する

MacOS Xになってから「画像はフルカラーでしょ」みたいな空気もあるけれど、ゲーム開発現場なんかではまだまだ現役といえるインデックスカラー画像。Cocoa では Classic OS/Carbon と比べて、インデックスカラー画像の扱いが弱いので、対応するクラス(NSImage のサブクラス)をつくるという話。

30歳から始めるプログラミング

oomori.com の人として有名な(?)大森さんによるプログラミング入門。プログラムを理解する手法としての「サンプル削り」がおもしろい。

WWDCのススメ

Apple 関係の開発の最大のイベント WWDC のガイド。出発前の注意からおみやげの買い方まで、経験者ならではの情報が紹介されています。

(以上)