第28回 Cocoa勉強会に行ってきた
というわけで報告。会場を提供してくれた、東京大学のささださん、ありがとうございました。
発表の概要と感想など。今回はCocoa成分薄め。
「OpenSSLでファイルを暗号化する」新居さん
opensslコマンドではなく、C APIの使い方。結論は「みんな、man読めよ」。ちゃんと書いてあるけど、あれだけじゃわかりにくいよなあ。
「CGS系プライベート関数のまとめ」みやくん
接頭辞CGSではじまる、MacOS Xの非公開APIのいくつかを紹介。CGってCoreGraphicsのことじゃねーの?と思いきや、明らかに無関係な機能もありつつ。
個人的にはSpaces関係のあたりが興味あり。
「ガベージコレクションのバグでしょうか?」今井さん
GCを有効にして作ったプログラムの動作について。なんか確かにあやしいのだけど、GCは(Cocoaでは)まだ新しい技術なので、事例とかノウハウが少ない感じ。調べかたのアプローチが確率するのはいつごろになるだろう。
(その後の調べによると、TSMがあやしいらしい)
「EURUKO 2008ほか」ささださん
ささださんのEURUKOの話など。はじめは数十人だったイベントが今では数百人規模に。
日本でCocoaプログラマ集めたら、そのくらいの数にはなるのだろーかと思ってみたり。
「DTrace:はじめの一歩」村上さん
DTraceについて。objcのほうもよろしく。
「PaSoRi x Mac 応用編」温井さん
温井さんが開発中のPasoriKitについて。SuicaやEdyなどのFeliCaリーダのPaSoRiを使って、Mac上でデータを読み込むことができる。
人力でのデータ収集がすごすぎ。
「SIMBLでCocoaアプリをパワーアップ」木村
資料・サンプルはいつものところに。
SIMBLをダシにCocoa/Objecitve-Cのやわらか具合を話したかったのだけど、うまくいったかどうかはビミョウ。サンプルコードがなかなかきれいに書けたので、自分としてはわりと満足。
その他
飲み会ではBento/FileMakerやケータイアプリ(サーバサイド)の開発スタイル、翻訳とかの話をしたような記憶が。もうあんまり覚えていないけどね。
関心のある人は知っているだろうけど、今年のWWDCは航空券やホテルがとりづらくなっていて、なかなか大変みたい。申し込みは早めにしないとヤバそうな空気のもよう。自分は行かないので「大変だやねえー」と気楽にながめていた。
WWDCもあるので、次回は6月下旬〜7月ごろの予定。