JavaScriptからモバイルデバイスへアクセス - WebKitのBattery API, Vibration API
Planet Webkit (http://planet.webkit.org/) は、WebKitの開発状況ととか新機能の説明とか新レビュアーの告知とかがまとめられてるサイトで、RSS購読してなんとなく眺めています。紹介されている新機能の中で、最近はモバイルデバイス固有の「こんなものまでWebKitがサポートするのか!おもしろいなー」と思うことが続けてあったのでちょっと書いてみます。
これらは開発がはじまったばかりだったりなので、実機でいつごろ使えるのか?そもそも本当に使えるようになるか?についてはわかりません。あしからず。
Battery Status API
その名のとおり、バッテリー状況にアクセスするAPIです。
- http://www.w3.org/TR/battery-status/
- http://peter.sh/2012/03/battery-status-api-many-form-changes-and-animval-for-svg/
バッテリーの残量、サスペンドまでの見込み時間、充電中かどうか、充電中ならどれくらいで終わるか、などを知ることができます。用途としては、バッテリーが少なくなってて充電中でもないときに、デバイスがオフになってしまうことに先んじてWebアプリのデータを保存したりなどが想定されているようです。詳細はw3cのドラフトの記述とかコードを見てください。
Vibration API
その名のとおり、デバイスのバイブレーションを指示できるAPIです。
- http://dev.w3.org/2009/dap/vibration/
- http://peter.sh/2012/02/scoped-styles-deflated-websockets-and-the-vibration-api/
バイブレーションのパターン(ぶるぶるする時間、停止する時間の組み合わせ)を細かく指定できます。用途としては、一般的な通知機能ではなく、ゲームで利用されることを想定しているようです。詳細はw3cのドラフトの記述とかコードを見てください。
感想
iOSやAndroid、Windows Phone|8にしてもネイティブアプリの開発が活発ですが、ウェブアプリの充実に向けて、いろいろ進んでるなあという印象です。今回挙げたものの他に、Gamepad APIなんかもあります。