ブラウザのCookieとSecureUDIDを比較して、永続的IDとそのストレージの扱いを考える
またぞろSecureUDIDの話題がでてたみたいなので、カッとなって書いた。調べるのめんどくさいのでOpenUDIDは無視している。
いろいろ言ってもけっきょくSecureUDIDの目的って「アプリケーションにまたがって共通の永続的なIDをユーザに付与して都度ゲットしたい」ってことだよね。単一アプリならUUID+KeyChainで済むわけだし。
いちおうさ、歴史をとおしてブラウザのCookieの扱いが検討されてきたわけで、これらのIDもそれに準じるものと認識されるべきだと思うのよ。
CookieとSecureUDIDの比較
ブラウザのCookieの取り扱いは、だいたいのブラウザでこんな感じだよね。
対して、SecureUDIDはコード見る限り、
- どのアプリが使用しているかはわからない。
- オプトアウトできる。(専用アプリがリリースできれば)
となってると思う。
そもそもオプトアウトもコードちょっとだけいじれば無視できるとか、SecureUDIDに限らないよね、って話はとりあえず置いておく。
現時点での自分の考え
ということでiOSには以下の機能が欠けていると思う。(今はないよね?)
- pasteboardの管理機能。
- 保持されているデータのリスト、アクセスしたアプリを見ることができる。
- 削除できる。
ついでにアプリケーション側について言うと、pasteboardが失われても機能できるべきで、
となっているのが良いな、と思う。
もちろんプライバシーが絶対の価値ってわけじゃなく、
- これからはダダモレを前提に生きるべき
- 利便性が優先される
って意見もあるとは思うけど、まだ今はそうなってる状況じゃないし、そうでない未来のほうが良いと僕は思っている。
でもブラウザのほうもDevice APIsとかもあって、今後はどうなるかわからんね。
ついでに
知ってる人いたら教えてほしいんですが、別デバイスにリストアしたときってpasteboardの内容って移行されます?