きりかノート 3冊め

おあそびプログラミング

Cocoa勉強会 #23 に行ってきた

というわけで報告。

発表

温井さんによる「IOKit で使う PaSoRi」。MacOSX から PaSoRi を利用するには、libpasori が既にあるけれど、Cocoa アプリケーションから利用するときには問題がある。じゃあ、I/O Kit で作っちゃおうぜ、という野心的な話。

大森さんによる「プラグイン対応アプリの作り方」。Cocoa では NSBundle があることによって、プラグインをもつアプリケーションが(比較的?)簡単に作ることができる。で、実際につくる手順の話。質疑応答では、Xcode で別プロジェクトを依存させる方法や、それの構成を合わせてビルドする方法など、Xcode の操作について盛り上がり。

新居さんによる「カスタムシートとModality」。シートをはじめとするモーダルな UI についてのモダリティのモードとそのハックについて。ふつうはドキュメントモーダルとアプリケーションモーダルの2種類なのだけど、iWork のように、アプリケーションモーダルかつ終了可能なようにするにはどうすればよいか、など。stepwise が復活していたっていう情報がイチバンの収穫だったり。

ゲストスピーカーの Hiroaki さんによる「DawiinRemote」。DawiinRemote の生まれるきっかけから、使い方、技術的な話ももちろん、開発のこぼれ話みたいのが面白い。やっぱモノが動くのは見ていて楽しいよな。これからは英語のリリースノートもちゃんと書こう、と(今のところは)決心した。

関根さんによる「CocoaアプリのAppleScript対応 その二」。「その一」はアプリケーション独自の AppleScript コマンドを実装する方法で、今回はオブジェクト(アイテム)を参照できるようにする話。このくらい定型的なら、スクリプト一発でできないかなあとぼんやりと思う。

藤本さんによる「RubyCocoaでの非標準フレームワークの使い方」。前回に続いて RubyCocoa の紹介 第2弾。BridgeSupport や rb_nibtool.rb など最近導入された機能がメイン、だったような(関西と混ざって思い出せない)。個人的には、プロジェクトにあんまり参加していなかった時期の内容なので助かった。

木村の「Cocoaのコーディングスタイル」。幸か不幸か持ち時間が少なかった(15分)ので、ひととおりの紹介と、面白そうなとこのピックアップ。やっぱヒレガスのが毛色かわってて勉強になる。自分の資料はいつものとおりCocoa勉強会の発表資料においとく。

その他

こんなアプリ作ったのだけど売れないかなあ、とか今後の勉強会の活動内容などなど。

次回は7月下旬くらいの予定。